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「帝京大学医学部附属溝口病院」に入院した感想。入院前に準備した方がよいモノも紹介!

「帝京大学医学部附属溝口病院」に入院しました。本記事では「帝京大学医学部附属溝口病院」に実際に約2週間入院して感じた感想および病棟内の情報、入院する前に知っておきたい事について紹介します。

入院が決まってから、Googleの評価コメントをチェックすると、入院への不安が非常に高まりました。入院後の感想としては、コメントに書かれている通りの部分もありましたし、私の体験では出会わなかった内容もありました。私自身の体験としては「想像していたよりも悪くなかった」というのが基本的な感想です。病気・ケガの種類や程度など、個々のシチュエーションによって感じ方が異なったり、体験そのものが異なるかとは思います。(私自身の病名・病状については記載を避けますが、見た目は元気で入浴可。自由に動ける状況でした。)

本記事では2022年6月に入院した時の体験・情報をベースにしています。(新型コロナウイルスの影響もあり、面会不可など非常時の状況でした)

本記事の情報が皆様の参考になりましたら幸甚です。

比較的病棟が新しく快適!

現在の帝京大学医学部附属溝口病院は、2017年にリニューアルオープンした新しい病棟です。外来・管理棟と入院棟で構成されています。

執筆時点で稼働から5年程度経過していますが、まだまだ設備としては新しく、トイレなども含めて気持ちのよい環境です。

基本は4人部屋

今回の入院では、差額ベッド代が不要な4人部屋でした。ベッドとベッドの間はカーテンで仕切られるのみ。慣れない共同生活が不安でしたが、何とか入院期間を乗り切ることができました。

室内はエアコンが効いており、夏などはやや肌寒く感じることもあるかもしれません。(設定温度によります。各部屋で調整が可能。)

室内には鍵のかからない4人分のロッカー(それなりにモノが入る容量)、共用の洗面台があります。

ロッカー一人分の概略サイズ。仕切り板の高さは変更可能です。

個人のスペースには、電動で角度を変えられるベッドの他、移動・高さ調整が可能なテーブル、サイドテーブル(鍵付きの引き出し、有料の冷蔵庫)、有料のTV があります。

窓側の病床。窓側の場合、外光によって明るい雰囲気。

備品類。冷蔵庫もサイドにあります。

貴重品は鍵付きの引き出しに入れることができます。鍵は手首につけることができます。

貴重品入れの鍵。

貴重品を入れる引き出しの内部。ノートPCやお財布など、それなりに入る容量です。

ベッドの位置としては、窓側に割り当てられればラッキー!(個人都合による変更はできません)窓側であれば廊下、ロッカー、洗面台から離れることになり様々なノイズが若干和らぐ傾向にあります。また、外の景色も楽しめるのもポイントです。

廊下側の病床。照明がオフされており暗い印象ですが、照明をつければかなり明るい部屋になります。

トイレはフロアにある共用のトイレを使います。

帝京大学医学部附属溝口病院の差額ベッド代はいくら?

入院前には追加料金(差額ベッド代)の必要なお部屋しか空いていなかったらどうしよう・・と心配していましたが、追加の費用が不要な4人部屋に入ることができました。

帝京大学医学部附属溝口病院の差額ベッド代(特別療養環境室)については、公式ページでは公開されていません。検索で表示されるのは"帝京大学医学部附属溝口病院"ではなく"帝京大学医学部附属病院"の情報です。ご注意ください。

私が入院時に案内された特別療養環境料(差額ベッド代)は以下の通りでした。

等級 差額(税込) 面積 特徴
特別室 38,500円 15.87㎡ 流し台、バス・シャワー、トイレ
個室A 24,200円 13.04㎡ シャワー、トイレ
個室B 16,500円 12.28㎡ トイレ
個室C 9,900円 11.04㎡
4人室 5,500円 31.30㎡ 間仕切り家具
4人室 0円 カーテン仕切り

*最新の料金、内容については病院に確認願います。

気兼ねなく過ごすには、個室をチョイスする必要があります。快適なのはトイレ付きの「個室B」以上でしょう。保険の給付金があったとしても庶民感覚ではちょっと辛い費用です。

5,500円プラスで入れる4人部屋では家具調の間仕切りがあり、隣人とカーテン1枚だけの仕切り対してプライベート感がありそうです。

通常の4人部屋で最も気になったのは、医師、看護師さんとの会話が筒抜けで病状に対する情報が患者間で共有されてしまう点。

大切な話は別途説明室にて会話されるはずですが、同室の方の治療内容や今後の方針などが概ね把握できてしまいます。また、隣人の放屁が空気の流れによってカーテン下の隙間から漂ってくることもあります。おむつ・尿瓶などの処理の影響でニオイが発生することも可能性としてはあります。基本的には病院なのでお互い様、という気持ちで過ごしました。

4人部屋ではマナーの問題も発生します。本来はイヤホンで聞くべきTVから音が出ていたり、(ナースさんの作業などではなく)夜中に電気をつけてパソコンをカチャカチャ操作する方がいたり、いびきが激しい方がおられたり(自身も発していたかと・・)、ケータイでの通話があったりと、相部屋ではイロイロと気になることが発生しました。お互い様な部分や病気などにより仕方のない部分は多々ありますが、他人が同室となるとストレスがたまる場合もありそうです。医療保険の給付金などにより金銭的に余裕がある場合には、有料のお部屋を検討するとよいでしょう。

私の場合には、差額なしの4人部屋であまりストレスなく過ごすことができました!

温かい食事が提供されます!

食事がおいしくない!という評判も見かけましたが、私の感覚ではそこまで悪くなかったかも、と思いました。

配膳車が保温・冷温が可能なためでしょうか、お料理・ごはんは非常に温かい状態で、サラダや乳製品は冷たい状態で提供されます。

料理が冷めていることはないので、その分おいしく食べることができました。

談話室には電子レンジ、トースターが設置されており、自由に使うことができます。朝食で提供されるパンをトーストすると気分転換にもなりました。

シャワーあります

シャワーは平日の9:00~16:00、土曜日の9:00~12:00に利用できます。(日曜・祝日は利用不可)

シャワーはフロアに2つあり、スタッフさんに「シャワーを浴びたい」と声掛けすれば、空いているときに使わせてもらえます。(使うごとに簡単な手入れがされ、使う前にバスマット(バスタオルですが)を敷いてくれます)

シャワーの利用時間は30分以内が目安です

石鹸、シャンプー類は持参する必要があります。

節水タイプのシャワーヘッドですが、水圧も高く、また、かなり熱いお湯も出すことができるため気持ち良いです。

寝間着、タオルのレンタルが便利!

パジャマやタオルなどをどうするか、少し悩んでいましたが、レンタルすることにしました。

寝巻のみ 165円/日
寝巻+タオルセット 275円/日

費用については、医療費とは別に請求があります。

タオルのみのレンタルはなく、寝巻とセットでのレンタルになります。

パジャマ、タオルともに廊下のロッカーにおいてあり、必要な時に自由に持って来ることができるシステムでした。そのため、必要に応じてこまめに交換することも可能です。

レンタルの寝巻には、浴衣タイプ、パジャマ(ボタン付き、上下)、甚平(ボタンなし上下)が用意されています。サイズも3Lまでありました。寝巻の種類について、指定する必要はなく、その日の気分で好きなタイプをチョイスできます。

私は贅沢に「寝巻+タオルのセット」をチョイスしました。

私の場合にはタオルが好きなだけ使えるのは非常に便利でした。レンタルによりパジャマ・タオルの洗濯が不要になり、洗濯モノが下着だけになるので荷物がすくなくて済みました!

ノートPCの持ち込みは可能。ネット回線なし。

入院の案内には電子機器の持ち込みは不可という記載がありましたが、私の場合には、事前に医師に確認し、ノートPCの持ち込みが可能でした。ノートPCの持ち込みはできましたが、院内には患者が自由に使えるWi-Fiはありません。(有料のWi-Fiも用意されていません)

そのため、自前でPC用のインターネット回線を用意するしかありません。

また、スマホを触る機会が多くなり、モバイルデータ通信のデータ量(いわゆるギガ)が非常に多くなりました。1日のほとんどの空き時間をネットの情報をみて過ごしたり、家族・友人などとのコミュニケーションにおいても通常以上にスマホを使うことになります。

使い方によりますが、ひと月で3GBというような契約の回線ではあっという間に高速通信ができなくなる可能性があります。

私の場合には、「通信費が比較的安い格安SIMのスマホ」と「楽天モバイルのSIMを入れたスマホ」の2台体制で臨みました。

楽天モバイルなら、それなりのスピードかつ容量無制限で通信費も比較的手ごろです。データ容量の心配がないため、楽天モバイル回線でノートPCの通信をおこなったり、雑誌・マンガといったコンテンツのダウンロードに使う想定でした。

しかし、私の病室からは窓際でも楽天モバイルの電波が全く入らず使い物になりませんでした(泣)!

結果、もう一方の格安SIMからテザリングしてノートPC作業をこなしました。(容量の追加購入などをおこない何とかこなしましたが、追加料金や契約変更などがかなりストレスでした)

私の場合には、使い過ぎなのかもしれませんが1日2GB程度のデータ通信を利用しました。
(時間がありすぎて、マンガや雑誌などのダウンロードが多かったのが主要因かもしれません)

あらかじめ入院期間がわかっていて、データ通信が多い見込みであれば、いわゆる「ポケットWi-Fi」「モバイルルーター」をレンタルするとよいでしょう。

▼例えば、1日5GB、30日間150GBまで使えるWi-Fiルーターのレンタルの「WiFiレンタルどっとこむ」。1日~長期まで対応可能です。

地下一階にセブンイレブンあり。アプリを用意。

病院の地下一階にセブンイレブンがあります。

スマホにセブンイレブンアプリを入れておき、会計時に提示すれば、金額によってポイントがたまります。

電子マネーのPayPayと連携させておけば、セブンイレブンアプリだけでポイント付与と会計ができるため便利です。

レジ近くでは、通信がうまくいかず、アプリが起動できないことがあります。
お店の出入口付近ならうまくいくそうです。(店員さん談。実際にその通りでした)
あらかじめ、お店の外でアプリを起動しておくとスムーズです。

入院時に持っていきたいモノ

病院から入院前にいただくパンフレットに最低限必要なものは記載されています。

個人的に「コレはあった方が良いな」と思ったモノを紹介します。

また、入院中にはトイレ内でさまざまなドラマが発生していることがわかってきたため、便座除菌クリーナー(流せるタイプ)を購入して使いました。

↑こちらの「小林製薬の便座除菌クリーナ」はちょうどレンタルパジャマの胸ポケットに収まるサイズなのでさりげなく持ち運びができます。

入院中の過ごし方

入院中の時間の過ごし方としては、読書、ビデオ鑑賞でしょうか。

私の場合にはアマゾンが提供している「Kindle Unlimited」を一時的に契約し、雑誌、マンガを持ち込んだタブレットで楽しみました。(スマホでも楽しめます)

Kindle Unlimited」は月額980円で雑誌、小説、コミックスが無制限に読めるサブスクリプションサービスです。(何でも無料で読めるわけではありません) 雑誌を数冊読めば元が取れますし、初回契約やキャンペーン中であればかなり安く契約することもあります。

Kindleを楽しむのであれば、同じAmazonがリリースしているデバイスである Fire タブレット を購入して持ち込むのも良いでしょう。

雑誌については、女性が男性向けの雑誌を読んだり、その逆もありです。最近は雑誌を読む機会が少なくなったと思います。この機会にさまざまなジャンルの雑誌に目を通してみるのも良い社会勉強になります。

コミックスについてはアンリミテッドという割に、2,3巻のみ無料のケースが多く、全巻を通して読めるものが見つけにくいのですが、私は以下のマンガを楽しみました。(好みがあると思いますが、ご参考として・・)

大学病院が舞台である「ブラックジャックによろしく」「新・ブラックジャックによろしく」を読みました。(お医者さん大変だなぁ・・と)とても面白かったため、同じ作者の「特攻の島」も全巻読みました。マンガとしての完成度が高く、オススメできます。

気軽に読めるマンガとしては「書店員 波山個間子」、「ひらけ駒!」が面白かったです。

気に入った作者さんが見つかれば、その作者さんの作品を読み込んでいくのも楽しいです。

電子書籍を読むにしても、モバイルデータ通信が必要です。前述のモバイルルーターなどを用意した通信回線の容量(ギガ)を十分確保しておきましょう。

各種書類について

生命保険・医療保険などの入院にともなう給付金・共済金請求のために病院から書類をだしてもらう場合にどうするのか?について紹介しておきます。(本記事執筆当時の情報です。入院時に手渡される「入院生活のしおり」からの情報です)

帝京大学医学部附属溝口病院では電話やインターネットによる書類作成依頼を受け付けていません。必ず窓口(文書受付)に出向き手続きする必要があるようです。(入院中は別のルートで申し込み)

書類が出来上がるまでに2~3週間かかるそうです。

文書料金については以下のとおりです。

入院診断書(生命保険) 1通 6,000円(税別)
入院診断書(簡易保険) 1通 5,000円(税別)
病院診断書 1通 3,000円(税別)

帝京大学医学部附属溝口病院について細かなことを調べようとすると、どうしても"溝の口ではない"帝京大学医学部付属病院の情報が検索結果に出てきて勘違いすることが多かったです。(帝京大学医学部附属溝口病院のHPに細かな情報が掲載されていないのが問題だと考えます)

このあたりの情報がもう少し病院公式ホームページに記載されていると助かるのですが・・・。

参考までに、私の加入している医療保険の会社に今回の入院に関して給付を受けるために必要な書類を確認したところ、入院期間のわかる領収書のコピーでOKで、特段診断書などは要求されませんでした。(保険会社さんに確認しましょう!)

最後に

帝京大学医学部附属溝口病院の入院に関して、自身の入院体験を元に情報をまとめました。

入院前に知っておくと安心かな?用意しておくと便利かな?という点を中心に紹介したつもりです。

人生初の入院であり、他の病院との比較はできませんが私の印象としては「悪くなかった」という感想です。入院の経験や病状などによって印象は異なると考えます。一個人の印象としてとらえてください。

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